IR支援会社が、IR担当者の認定試験を実施したり、優れたIR活動を行っていると
認定した企業や、IRウェブサイトが優れていると認定した企業に対して賞を与え
たりするケースが散見される。同時に、多くの場合(というより、ほとんどの場
合)、それらの支援会社は、評価対象企業ユニバースをIR支援サービスの顧客/
ターゲット・ベースとしている。
IR支援会社がそのような活動を行うことは、不公正な評価や競争の排除につなが
りかねない。IR支援会社は支援サービスの提供に特化し、企業やIR担当者への賞
・資格の授与は、第三者にまかせるのが望ましいと考える。李下に冠を正さずで
ある。
もしIR支援会社がその両方を行う場合は、その事実を公に分かるかたちで開示す
べきである。更に、賞や資格を与えた企業または資格を与えた個人が所属する企
業と取引がある場合は、そのことを公表すべきであろう。
2010年2月22日月曜日
2010年2月20日土曜日
投資とinvestの語源
投資とinvestの語源を調べてみた(投資は漢字源を、investはChambers Dictionary of Etymologyを参考にした)。
まず「投資」から:
「投」には次のような意味があるようだ(投資に関連しそうな意味のみピックアップ)
1.相手の手中に、または先方に収まるように差し出す
2.投げるまたは投げてあてる
3.投げ出す、あきらめる
2.の用例として「投機」があげられていた。投げても当たらないことが多いので、投機の意味にはぴったりだ。投機には、"悟りの境地に達して、仏の心とぴったりあうこと"の意もあるのは面白い。投機に失敗して悟りの境地に達っすることもあるだろうけど・・・。
残念ながら「投資」の「投」がどちらに該当するか、辞書では説明されていなかった。しかし、1の意味と解釈するとぴったりくるような気がする。資("もとで"の意)を持っている人がそれを起業家の手中に収まるように差し出す構図だ。
「資」の意味を調べていたら、「資生」ということばが目にとまった。「生活に役立てる」という意味らしい。資生堂の資生はここからきたのかと納得。
投資はこれぐらいにしてinvestを調べてみたら、着せる、かぶせる、という意味のラテン語investireが語源と分かった。それが、資金(資本)に何かを付加して(着せて)新しいかたちにする、giving one's capital a new formという意味で転用されるようになったらしい。
従って、investの反意語のdivestは服、モノ、権利などを脱がせる、はく奪するなどの意。
従って、investの反意語のdivestは服、モノ、権利などを脱がせる、はく奪するなどの意。
投資とinvestの意味を比較してみると、投資は起業家に資金を手渡すまでの意味しかないのに対して、investは資金がほかの形に変容することまで含んだ意味を持つということになる。確かではないが、「ほかの形」というのは利益のことではないかと想像する。日本人の奥ゆかしさが感じられる。
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